GSP「ミドル級で戦うのは健康的ではない。ミドル級のベルトは防衛しないだろう。」


元UFCウェルター級王者のジョルジュ・サンピエールが4年ぶりの復帰戦をミドル級で行うと発表した際に、GSPのミドル級挑戦はこの1試合で終わってしまい、結果としてミドル級のタイトル戦線の停滞の原因になってしまうのではとの懸念がありましたが、どうやら大方の予想通りの結果になってしまいそうです。

「これから今後の事について話し合いを行っていくが、復帰するとしてもまたミドル級で戦うかどうかは微妙だ。おそらくないだろう。」

デイナ・ホワイトは先日GSPについて、階級をあげたことが直接の原因かどうかはわからないものの、GSPが大腸炎を患っている事を明らかにしていました。

「もしミドル級に再び戻るのであれば、とにかく食べ続けて体重を増やさなければならない。ただ今回の事でひとつ学んだことがあるとすれば、それは不健康そのものだったということだ。

俺はドーピングに対しては常々反対の意を表してきたから、基本的にナチュラルな方法で体重を増やしながら、同時に筋量も増加させなければならない。正直簡単な事ではないし健康的ではなかった。人間にはその人にあった適正体重があると思っているし、試合後の今がまさにその適正な状態だと思っている。」

GSPによれば試合の1か月前に大腸炎の症状が出始めたそうですが、GSPのチームは試合を強行する事を決断した為、症状は悪くなる一方だったようです。

「当初はこの試合へのストレスで大腸炎になってしまったと考えていた。だから試合が終われば症状は徐々に和らいでいくと考えていた。しかし実際は症状が和らぐことなく、診察の結果、潰瘍性大腸炎だという事が判明した。しかし今は治療の結果ほぼ100%に近い状態まで戻っている。」

このGSPの事態にUFCは来年のオーストラリア大会で暫定王者のロバート・ウィテカーとルーク・ロックホールドの試合を企画していると噂されています。

「大腸炎はミドル級と戦いたくない為の言い訳ではないかという声もあるが、嘘ではない。それに自分にとっては健康が第一だ。」

https://www.mmafighting.com/2017/12/6/16742756/georges-st-pierre-doesnt-think-hell-defend-ufc-middleweight-title

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