ヒクソン・グレイシー「スパーリングでは相手を負かそうとする事に必死になるのではなく学ぶ事に重点を置くべきである。トレーニングにおいてはあらゆる状況を経験するべきだが、己の持っている全ての力を出してスパーリングをしてしまうと最悪な状況を経験する事は出来ない。」


「柔術のスパーリングでは出来る限り自分の力を抑制してスパーリングするべきだ。自分の力を最小限に抑える事によって、スパーリングにおいて様々な最悪な状況を経験する事が出来る。必然的にその状況からどうやって脱出すればいいのか考えなければいけない状況に追い込まれるだろう。

ただし己の持っている全ての力を出してスパーリングをしてしまうとそういった事も経験する事は出来ない。トレーニングにおいてはあらゆる状況を経験するべきである。そのうえでどうすればその状況を切り抜ける事が出来るのか試行錯誤していくべきだ。そうする事によって、どの様な状況にも対応できる術を身につけることが出来る。

試合での戦いの仕組みはトレーニングでやっている事と全く同じである事を理解するべきだ。唯一の違いは精神的な部分だけだ。スパーリングでは相手を負かそうとする事に必死になるのではなく学ぶ事に重点を置くべきである。

緊張と感情が高まっている試合中に学ぶことは出来ない。楽しく柔術をしている時にだけ学ぶことが出来る。どんな状況でも不安がないと思うまで技術の向上を図るべきだ。」

http://www.mixedmartialarts.com/news/rickson-gracies-1-rule-for-students

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