ジョン・ジョーンズ3度目のドーピング違反発覚記念 MMAドーピング検査にまつわる面白事件簿トップ10


ジョン・ジョーンズのドーピング違反歴

2015年1月 UFC182(ダニエル・コ―ミエ戦)に向けた検査でベンゾイルエクゴニンの陽性反応

・ベンゾイルエクゴニン➡コカイン

しかしWADAにおいて競技期間外のベンゾイルエクゴニンの摂取は禁止されていなかった為、罰金刑に処せられる。

2016年7月 UFC200(ダニエル・コ―ミエ戦)に向けた検査でクロミフェン/レトロゾールの陽性反応

・クロミフェン➡ステロイドホルモンの増加
・レトロゾール➡テストステロン(男性ホルモン)の産生が活発に

一貫して汚染されたサプリメントだったためで意図して摂取はしていないと主張
➡1年間の出場停止処分

2017年8月 UFC214(ダニエル・コ―ミエ戦)の試合後の検査でトゥリナボルの陽性反応

・トゥリナボル➡アナボリックステロイド

ジョン・ジョーンズのチームメイトであるフランク・レスターのリアクション

「前日計量から試合当日の間に摂取されたものとされているが、試合前日にステロイドを摂取したところで効果はない。ステロイドの効果は1週間後に表れるものだ。

ジョンははめられた。誰が試合後にドーピング検査があるとわかりながらストロイドを摂取するんだ。誰かがジョンのキャリアを破滅させようと仕組んだものに違いない。まずはUSADAの公式な見解を聞くことが先だが、俺はジョンは無実だと信じて疑わない。彼が違反したと明らかになるまではどうかジョンに対して暴言を吐かないで欲しい。」

ちなみにレスターはどういう人物かというと、相手を噛むなどスポーツマンらしくない行為で現在5年間の出場停止処分を受けています。

デイナ・ホワイトの見解

「UFC218でジョン・ジョーンズ vs スティーペ・ミオシッチ戦を考えていた。彼の事はMMA史上最高のファイターだと思っているが、もしこれで2~3年の出場停止処分を科せられることになれば、彼のキャリアも終わりだろう。」

MMAドーピング検査にまつわる面白事件簿トップ10

10 ケビン・ランデルマン

「偽の男性器を用意」

2006年ラスベガスで開催されたPRIDE32で偽の男性器を用意。検査で発覚したのは人間以外の尿サンプルでした。結果無期限の出場停止処分を科せられます。

当時はパンツを全部脱がなくてよかったようですが、この事件を機にパンツを完全に脱がなくてはいけなくなりました。

9 ジョン・ジョーンズ

「テストから逃げようとジム内に隠れる」

ジャクソンズMMAのジムでトレーニング中にUSADAの職員がランダムテストの為にジムに向かっているという情報を掴んだジョーンズはケージの下に隠れる事にしたそうです。

しかしUSADAの職員はジョーンズがトレーニングに来るのをずっと待ち続けたため結局ジョーンズは7時間程ケージの下で隠れ続けなくてはならなかったようです。

この話はチェール・ソネンによるもので、ソネンはよく作り話をしているので真偽のほどはわかりませんが、ソネン曰く本当にあった話だという事です。

8 ティム・ケネディー

「USADA職員の目の前でシャワー」

トレーニングから自宅に戻るとUSADAの職員が血液検査の為に自宅前で待機していたそうです。

トレーニングから戻ってきたばかりで汗だくだったケネディーはシャワーを浴びてもいいか許可を取ります。

USADAの回答は「もちろんだが、その間も監視していなくてはならない」でした。

その為USADA職員の目の前でシャワーをする事になったケネディーは、シャンプーやリンスを使用するたびに許可を求めなくてはならず、また身体を洗う際も今からどの部位を洗うかを申告しなければいけなかったようです。

7 ジョゼ・アルド

「悪態をつく」

UFC189の試合前のランダムテストをする為にアメリカからブラジルまでジョゼ・アルドに会いに来たUSADAの職員。

当初は素直に尿検査に応じていたものの、尿を提出した後、ヘッドコーチがジムに来るまでジムを立ち去らないようにUSADAの職員に要請。

そしてヘッドコーチのアンドレ・ペデネイラスがジムに現れるとUSADAのやり方に不満を表しブラジルのコミッションに連絡。

ブラジルのコミッションはすぐにドーピング検査を中止する事をUSADAに勧告しました。

そしてその後政府関係者まで登場し、USADA職員のパスポートを没収すると国から追放すると脅迫まで行う顛末。

なんとか両者は和解したものの、アルドが提出した尿サンプルが無くなってしまった為、翌朝再び尿検査を行う事になります。

しかし約束の時間になってもなかなか現れなかったアルドはようやくお昼頃にジムに現れますが、尿を職員に渡すときにわざとつまづいた振りをして尿をこぼしたようです。

6 チャック・リデル

「PRIDEのドーピング検査について」

PRIDEのドーピング検査では誰ひとりファイターが尿を採取しているところを見ないどころか、トイレに入室する際も誰もチェックしていなかったようです。

これでは誰でも尿を簡単にすり替えれることにリデルはショックを受けていました。

5 チアゴ・シウバ

「偽の尿を用意」

UFC125の試合後の尿検査で予め用意してあった尿を混入。しかし残念な事にこの尿は人間のものではなかった為直ぐに嘘が発覚。

シウバはその後ステロイド摂取を隠蔽するために偽の尿を用意した事を告白していました。

4 マーク・ハント

「USADA職員の目の前でウ〇コ」

ハント
「今尿を完璧に出すことは出来ない。」

USADA
「何故だ?」

ハント
「先にウ〇コさせてくれ」

USADA
「どうぞ。(ここで見てるぜ。)」

ハント
「マジかよ。」

結果USADA職員が見ている前でコップの中にウ〇コと尿を入れる事になってしまったようです。

3 バス・ルッテン

「カメラの前で尿を飲む」

長年PRIDEの解説者を務めていたバス・ルッテンが、バックステージ裏の様子をリポートする途中、PRIDEのドクターの部屋にファイターの尿サンプルが集められている事を知ります。

それを見たバスは直ぐに部屋の外で緑茶をコップに入れ尿サンプルの横に置くことを思いつきます。

勿論そんな事は全く知らない視聴者。バスは先ほどのドクターの部屋を紹介すると尿サンプルがある事を視聴者に伝えます。

そこで、「ファイターの尿はどんな味があるのか、試してみましょう。」と発言すると、緑茶入りのコップを取り、まずは匂いを嗅ぎ、そして味見をします。

「あー。これはマーク・コールマンの尿ですね。」

2 アンジェラ・マガナ

「USADAの職員がビビりテストを敢行する事が出来なかった。」

2017年2度USADAにより摘発されているアンジェラ・マガナ。しかし理由は決して違法薬物を摂取したからではなく、マガナが住んでいる地域が治安が悪い為USADAの職員がビビりテストの為に車を降りるのを躊躇った為だとされています。

1 ヴァンダレイ・シウバ

「テストから逃走」

2014年に尿と血液検査の為にヴァンダレイ・シウバの自宅に訪れたUSADAの職員。しかし誰も応答しなかった為ヴァンダレイに連絡を取ろうと試みるもヴァンダレイ側から渡されていた電話番号は嘘の番号だった為通じず。

その後ジムに向かいようやくヴァンダレイに会うも、マネージャーを通す様に要求した後USADA職員の隙をついて逃走。

http://www.bjpenn.com/mma-news/jon-jones/teammate-jon-jones-failed-usada-test-set-straight/
http://www.mmaweekly.com/dana-white-jon-jones-is-the-best-ever-but-this-might-be-the-end-of-his-career
http://www.lowkickmma.com/lists/10-craziest-mma-drug-testing-stories/10/

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