クリス・サイボーグがジャーメイン・デ・ランダミーに反論「私が世界チャンピオンでGDRはUFCチャンピオンだ。」
プライベートで問題が発生したため今年いっぱい戦うことは難しいかもしれない、もしかしたらベルトを返上するかもしれないと今後について視界不良の状態が続いていたUFC世界女子フェザー級王者のジャーメイン・デ・ランダミー。
しかし昨日金曜日GDRのマネージャーがMMAFighting.comに独占で、GDRの今後について告白、GDRがクリス・サイボーグと戦うことはない、もしUFCが望んだとしても拒否する、ベルトも返上する覚悟だと断言しています。
「検討した結果サイボーグとは戦わない事に決めた。何故なら彼女はドーピング違反者として悪名高いからだ。サイボーグはどちらかというと、どうやって法の穴をかいくぐろうかと考えながら行動するタイプだ。彼女はこれからも何かしらドーピングの問題を引き起こしていくだろうし、我々はそんな相手と戦う気はない。
元来サイボーグがUFCで戦うこと自体が間違いであって、そもそも戦うべきではなかった。もしそれでもUFCがサイボーグ戦を望むのなら我々はベルトを返上し次の試合に向けて動き出していくだけだ。」
これを受けてクリス・サイボーグが反論しています。
「UFCがUSADAを正式に導入する前から私はUSADAと共同で1年以上に渡りドーピング検査を受けてきた。昨年の12月にもUSADAは60日に渡る調査の結果としてTUE(治療使用特例)を認めた薬もある。
大体GDRって誰だ? アンデウソン・シウバやホリー・ホルムがいながらもPPV件数が20万件もいかなかったんだって? アマンダ・ヌネスやジュリア・バッドにも負けたらしいけど、ミーガン・アンダーソン(現Invicta FCフェザー級王者)と私だったらその倍のPPV件数は軽いね。
それにGDRがタイトルを争った相手は現在3連敗中の女子バンタム級10位の選手だった。なぜバンタム級10位の選手が一つ上のフェザー級のタイトルに挑戦する事が出来たのか? 少なくとも連敗している選手はタイトルに挑戦するべきではない。私こそが世界チャンピオンでGDRはUFCチャンピオンだ。」
サイボーグが公式にドーピング違反で捕まったのは2011年Strikeforce時代の1度だけで、試合後のドーピング検査でステロイドの陽性反応を示し1年間の出場停止と25万円の罰金刑が科せられ、HIROKO戦の裁定はノーコンテストに変更されていました。
また昨年の12月にも1度疑惑が浮上しましたが、サイボーグが言及していたように、USADAが2か月にも渡り調査をした結果、スピロノラクトン(利尿薬)の治療使用特例が認められたようです。
TUE(治療使用特例)の付与に関する基準及び手続
競技者は、証拠の優越により、次の各条件が満たされたことを証明した場合のみTUEを付与される。
a. 禁止物質又は禁止方法を用いなければ競技者の健康状態に深刻な障害がもたらされるというような急性又は慢性の疾患を治療するために当該禁止物質又は禁止方法が必要であること。
b. 禁止物質又は禁止方法の治療使用により、急性又は慢性の疾患の治療の後に回復すると予想される競技者の通常の健康状態以上に、追加的な競技力を向上させる可能性が極めて低いこと。
c. 禁止物質又は禁止方法を使用する以外に、合理的な治療法が存在しないこと。
d. 当該禁止物質又は禁止方法を使用する必要性が、使用当時に禁止されていた物質又は方法をTUEを取得せずに以前に使用したことの結果として生じたものではないこと。
現在UFCはキャット・ジンガノとサイボーグの試合をUFC214で組もうと動き出していますが、正式にはまだ何も決まっていないようです。
http://mmafrenzy.com/144836/cris-cyborg-releases-statement-response-germaine-de-randamie/
http://mmafrenzy.com/144831/germaine-de-randamies-manager-says-champ-refuses-fight-cheater-cris-cyborg/
http://www.mmafighting.com/2017/5/26/15702776/manager-germaine-de-randamie-refuses-to-fight-known-and-proven-cheater-cris-cyborg
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