マット・ヒューズ 「ジョニー・ヘンドリックスは、試合に勝とうというよりは、ポイントを奪取する事に重点を置いていたから負けた。」


僅差の判定負けを喫し、タイトルを失ってしまったジョニー・ヘンドリックス、試合後、ヘンドリックスは、自分は、闘うという事をしていなかったと、自らの敗因について語っていましたが、元UFCウェルター級王者のマット・ヒューズも、ヘンドリックスと同意見を持っているようで、ロビー・ローラーが、試合に勝とうと、戦っていたのに対して、ヘンドリックスは、ポイントを奪う事に重点を置いていた結果、ヘンドリックスは、負けてしまったと言う事を、今週放映されたMMA Hourの中で語っています。

「おそらく、ジョニーは、あのような戦い方を、GSPから学んだんだろう。GSPの戦い方は、決して、試合に勝とうという戦い方ではない。彼は、5Rのうち、3R勝つことを念頭にした戦い方をしている。彼は、ラウンド毎のポイントを奪取する事に、最大限配慮していて、ジョニーも、まさに、同じような戦い方で、各ラウンドで、優位に立とうとし、決して、試合に勝とうという戦い方はしてしなかった。正直言って、観ている方としては、とても楽しめるような戦い方ではなかったし、ファンは、ポイントゲームではなく、真の闘いを観たいはずだ。

この試合、我々は、ジョニーが、相手をフィニッシュしようという様子を垣間見る事が、一切、出来なかった。例え、ジョニーが、ロビーに対して、優勢的に攻撃を浴びせ、少し、ロビーを、よろめかせると言う場面を作った時でさえ、彼は、ロビーを、フィニッシュしようという様子を見せることはなかった。おそらく、彼は、テイクダウンし、ポイントを稼ぐ事で、ラウンドに勝利することが可能だと思っていたはずだ。彼には、大変な減量があったと思うが、彼は、この試合での作戦ミスを踏まえて、次回、また、違った形のジョニー、勝敗の行方を審判の手に委ねるのではなく、自分で、相手をフィニッシュしてやるぞという思いで闘いに挑むジョニーが、戻ってくると思っている。

ジョニーは、ファイターだ。おそらく、彼は、前回のロビーとの対戦の経験から、彼から、パンチを貰うのは、決して、得策ではないと感じたんだろう。自分は、ロビーとも、何度もトレーニングを積んだ事があるから、彼が、どれだけ、ヘビーなパンチを放つのかは、よーく知っている。だから、ジョニーの取った戦法が、わからないわけではない。

ただ、タイトル戦で、あのような戦い方は出来ない。だれも、王者が、相手をフェンス際に追い詰める事で、ラウンドのポイントを奪取し、その結果、試合にも勝とうなんていう姿を観たくないはずだ。」

http://www.mmafighting.com/2014/12/8/7355947/matt-hughes-hendricks-was-trying-to-win-rounds-and-that-s-not-a

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