チェール・ソネン 「GSPの方がアンデウソン・シウバよりも手強い相手だ。」
UFC183で、遂に、復帰することになる半ば引退状態だったニック・ディアスと、怪我で戦線離脱中のアンデウソン・シウバ、この試合の行方について、チェール・ソネンが、今週の自身のポッドキャストの中で、ニックの弟のネイト・ディアスと、討論を交わしています。
まずは、心配されているサイズの違いについて、
「ニックの体も、十分大きいと思う。彼のサイズは、ミドル級として、決して、大きいわけではないが、かと言って、小さすぎるとも思わない。アンデウソン・シウバには、長南亮やジェレミー・ホーンらと戦った経験があるが、彼らは、アンデウソン・シウバと比べて、体格で有利だったわけではない。この試合が、好試合になることは、間違いないと思う。これは、ファイター同士による戦いだ。
無論、彼は、体格で勝っているし、パンチの威力も、ウェルター級のファイターのものとは違うだろう。ただ、彼が、体格差を利用して、試合を有利に進めていくとは思えない。彼は、MMAファイターだ。技術的な側面から見れば、体格の差は、少し、アンデウソン・シウバに有利に働くかもしれないが、それほど、心配するようなことではないと思う。
長南亮戦でのアンデウソン・シウバを思い出して欲しい。彼は、とても小柄なファイター(175cm)だ。彼と、会った時に、自分が、ライト級で戦っていることを知って、彼は、とても驚いていた (ちなみに、ネイトの身長は183cm)。おそらく、そのことを知ってだろうが、その後、彼は、階級を下げていた。あんな小柄なファイターでさえ、ミドル級で、戦っていたし、アンデウソン・シウバは、そんな小柄なファイター達相手に、苦戦していたのを覚えている。
ジェレミー・ホーンも、良いファイターだが、彼も、体格的に、対戦相手に対して、ハンデがあるというわけではない。彼とは、昔、一緒に、トレーニングを積んだ仲だが、アンデウソン・シウバは、彼に対して、とても苦戦していた。」
また、打撃面について、ソネンが、興味深い見解を披露しています。
「君の兄貴は、GSPとの対戦の経験があるが、自分には、アンデウソン・シウバとの対戦の経験に加えて、GSPと一緒にトレーニングを積んだ経験を持っている。これは、自分の経験を元にしていることだが、正直言って、GSPの実力には、驚かされた。個人的には、GSPの方が、アンデウソン・シウバよりも、より優れたファイターであり、アスリートであると思っている。君の兄貴は、アンデウソン・シウバよりも手強い相手との戦いの経験を持っているから、試合では、その経験が、とても役に立つと思っている。
正直、ニックが、この事実に気がついているとも思わないし、彼自身、ケージの中に入ってから、気付くことになるだろう。無論、アンデウソン・シウバが、優れたファイターだということに異論の余地はない。しかし、自分が言いたいのは、彼は、世間で言われているほど、優れたファイターではないということだ。アンデウソン・シウバと実際に戦ってみれば、自分が、言っていることの意味がわかるはずだ。
別に、彼の悪口を言うつもりはないし、彼は、とても素晴らしいファイターだと思っている。自分は、ただ、彼が、世間で言われているほど、素晴らしいファイターではないといっているだけだ。もし、彼を、史上最高のMMAファイターとでも表現しようものなら、その発言には、要注意が必要になってくる。」
http://www.mmafighting.com/2014/11/13/7211885/morning-report-ufc-nate-diaz-anderson-silvas-chael-sonnen-nick-diaz-gustafsson-mma-news
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