リック・ストーリー「タフなだけではないという事を分かって貰いたい」


UFC Fight Night ストックホルム大会で、無敗のグンナー・ネルソンを破った"ミスター・タフ"事、リック・ストーリー、ストーリーにとって、ネルソン戦での勝利は、とても重要な勝利となったわけですが、彼自身は、この試合の勝利は、ほんの通過点にしか過ぎないと考えているようです。

「自分は、すでに、たくさん、負けを喫してしまっているから、タイトル挑戦を狙っている自分としては、決して、星を落とすことが出来ない状況だ。だから、毎試合のパフォーマンスが、とても、重要になってくる。」

下馬評では、圧倒的にネルソン有利の中、ストーリーは、サブミッションを得意とするネルソンのテイクダウンを、封じ込め、また、打撃でも、ネルソンを圧倒することに成功し、僅差の判定勝ちという結果以上に、相手を圧勝しての勝利となりました。

「2-1という判定の結果が読まれた時は、とてもショックな気分だった。最初に、思い出したことといえば、マイク・パイル戦の事だ。自分が勝ったと思ったが、1-2で負けてしまった。次に思い出したことは、ケルヴィン・ガステラム戦の事だ。あの試合も、とても僅差の戦いだった。ただ、今日の試合内容や、自分のパフォーマンスの出来には、満足している。正直、ここ最近は、僅差の判定で、星を落とし続けていた。本当なら、5連勝でも、おかしくはなかったはずだ。自分は、勝ちを確信していたが、審判の手に、判定を委ねた時、自分が思っている通りには、いかないことが多々ある。だから、最初の審判のスコアが発表された時、また、僅差の判定で、星を落としたくはないと思った。」

ネルソン戦での勝利で、ここ6戦を4勝2敗としたストーリー、しかし、その2敗が、どちらも、僅差の判定負けということを考慮すると、6勝0敗と見ることも可能です。現時点では、ランク入りしていないストーリーですが、ランク12位のネルソンを破ったことで、トップ15入りは、ほぼ確実と見られ、また、次戦では、再び、ランク選手との対戦が予想されます。

「このレベルで戦っている選手で、世界タイトルを目指していないファイターなど一人もいないだろう。自分が戦い続けているのは、世界一になりたいからだ。ベルトを奪取できるならば、何だって、やっていくつもりだ。自分は、常に、かませ犬扱いをされているが、誰も、自分の本当の実力を知らない。世間は、自分の事を、タフファイターだと認識しているようだが、しかし、一方で、自分はいつだって、試合に、勝てそうもないと考えられている。ただ、見方を変え、そんな自分の事を見下している人達を、試合に勝つことで、赤っ恥をかかせれると考えれば、とても、愉快な話だ。」

http://mmajunkie.com/2014/10/rick-story-theres-no-sense-in-fighting-if-youre-not-going-for-the-world-title

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