新しいタレントの受け皿になっているノゲイラ兄弟


2008年に、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが、UFC世界ヘビー級暫定王者決定戦で、ティム・シルビアを倒し、UFC世界ヘビー級暫定王座を獲得した後に、自分たちの総合格闘技のジムを始めたノゲイラ兄弟。

それから6年後、ノゲイラ兄弟は、サンディエゴからアブダビまで、全世界に30のジムを持つまでに成功し、2012年には、ジムだけでなく、自ら総合格闘技の団体を開催する事を始め、これまでに、4度大会を開催しています。

ジム開設から総合格闘技の団体を主催するなど、ノゲイラ兄弟は、これまで、様々な方法で、新しいタレントの発掘に力を入れてきましたが、ミノタウロは、これまでの経緯を振り返り、

「ある日、少年が、我々と一緒にトレーニングをしたいとジムにやってきた。彼は、12歳の少年で、わざわざ、彼の町から、リオデジャネイロまで、約2000kmかけてやってきたという。彼には、悪いけど、12歳の少年を、ここに、受け入れるということは出来なかった。ただ、彼は、自分の素性を明かすことを拒否した為、結局、警察が20日間掛けて、彼の家族を探し出す事になった。その後、18歳になった彼は、再び、ジムを訪ねてきて、一緒に、トレーニングをしたいと言ってきた。このような出来事に、最初は、とても、びっくりしたが、ただ、こんな事は、ジムを始めてから、日常茶飯事になってしまった。今では、世界中から、我々のジムでトレーニングをしたいという要望が寄せられている。だからこそ、我々は、彼らの為に、何か行動するべきだと思った。」

UFCファイターになりたいと思っているファイター達は、TUFのオーディションで、自分達の実力を披露し、UFCファイターになるだけの実力があるということを証明しようとしますが、ノゲイラ兄弟も、ジムに来て、一緒にトレーニングをしたいというファイター志望の人たちには、UFCと同じような試練を課すようです。

「我々は、彼らに、柔術の練習やボクシングの練習をさせ、もし、トレーニングの過程で、才能の片鱗を示すことが出来れば、コーチ達が、我々に、スパーリングを見てくれるように連絡をよこしてくる。そして、我々が、彼らは本当に才能のあるファイターなのかどうかを見極めるということになる。」

また、ノゲイラ兄弟は、ジムの近くに、いくつかアパートを所有し、若いファイター達が寝泊り出来る場所を提供しているようです。

「彼らは、皆、世界的な総合格闘技団体と契約したいと思っている。我々のゴールは、彼らの夢を叶えられるように、手助けをすることだ。しっかりと、トレーニングのメソッド等、戦いに必要な事すべてを教えていく。今後も、我々のゴールは変わらない。新しいタレントを見つけ、育成していく。それが、チーム・ノゲイラの存在する目的だ。」

http://www.mmafighting.com/2014/8/2/5956495/minotauro-nogueira-new-talent-rio-amazon-rainforest

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