ロビー・ローラー「ベルトの事は気にしていない」


ここ8ヶ月間で、3試合をこなし、最近、UFCの中でも、最も多く試合をこなしているファイターのうちのひとりであるロビー・ローラー、昨年の11月に、タイトルマッチ戦への切符を賭けてローリー・マクドナルドと戦った3Rを皮切りに、今年の3月には、UFC世界ウェルター級王座決定戦で、ジョニー・ヘンドリックスを相手に5R、そして、5月には、ジェイク・エレンバーガーと3R戦っています。

この8ヶ月間で、計約1時間のバトルをこなしてきたローラーですが、早くも次の試合が7月26日に予定されており、相手は、現在7連勝中のマット・ブラウンとなっています。

試合をコンスタントにこなしていく事を、ポジティブだと捉えるファイターがいる一方、あるファイターは、十分な休養を取らずに、試合をこなしていく事によって、ファイターは、心身共に、疲れ果ててしまうと、その危険性を指摘しています。

ブラウン戦は、ローラーにとって、僅か8ヶ月の間に、4試合目の試合となりますが、ベテランのローラーは、バーンアウトの危険性を十分に理解した上で、うまく対応していく事が出来ているようです。

「(この試合に向けて) 自分の体と相談しながら、賢くトレーニングをする事が出来た。(オファーを貰った時) すでに、試合用の体は出来上がっていたから、体作りから始める必要はなかった。負荷をかけたトレーニングを行う時、体を休めないといけない時、メリハリをつけて、賢くトレーニングをする事が出来た。

体は、すでに、仕上がっていたから、自分がする事といえば、自分の人生は、うまくいっているだろうかと、トレーニング以外の事を気にかける事だった。この試合を受ける前まで、自分は、7ヶ月間、トレーニングキャンプを張っていたから、妻は、自分が、トレーニングキャンプに、再び、戻る事に、賛成だろうか、と妻の意見を聞く必要があったし、自分の人生が、すべて、問題なく、順調に言っているかということを、確かめる必要があった。そうする事で、自分は、肉体的にも、精神的にも、試合に向けて、準備が出来ているといえる。妻が幸せなら、家族、皆、幸せということだ。

自分が、やっている事といえば、体に気を付け、精神を安定させ、賢くトレーニングする事だ。試合が終われば、最初の1ヶ月間、自分は、スパーリングは避け、ミット打ちをしていく。ミット打ち以外には、試合の体を維持していく為に、筋力トレーニングや、持久力トレーニングを行う。そのような練習を1ヶ月間こなした後、スパーリングを再開していくという感じだ。」

今回、対戦するブラウンは、マクドナルド、ヘンドリックス、エレンバーガーら、打撃とレスリングを織り交ぜながら攻撃を組み立ててくるファイター達とは違い、ローラーと同じようなタイプのストライカーです。

ただ、ローラーにとっては、相手が、どのような種類のファイターであろうと、また、相手が、どのような作戦でこようと関係ないようです。

「相手が、どのような作戦、戦法でこようと、自分には、あまり、関係ないことだ。自分は、自分の攻撃のことだけを、気にしている。」

この試合に勝者した方が、タイトルマッチへの挑戦権を得るというのが、大方の見方ですが、ローラーにとって、ベルトを奪取する事は、二の次のようです。

「自分が気にしているのは、ベストなファイターになる事、それに、ファンに、エキサイティングな試合を見せることの、ふたつだけだ。ベルトの事は、あまり気にしていない。」

男気対決となるローラー vs ブラウン戦は、今週末に行われます。

http://www.foxsports.com/ufc/story/robbie-lawler-i-m-not-worried-about-the-belt-right-now-072214

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