UFC 173 ハイライト動画

水垣偉弥 vs フランシスコ・リベラ



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ロビー・ローラー vs ジェイク・エレンバーガー



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1R: ややお見合い状態が続いていたが、35秒過ぎ、ローラーの左ハイキック2発、ボディーへの1発で、試合が幕を開ける。その後、ローラーが、うまく距離を取りながら、左のフックを狙うエレンバーガーを避けることに成功し、エレンバーガーが、距離を詰めると、ローラーが、パンチ、キックを見舞うという展開。前半、ローラーがクリーンショットを5発ほど入れる一方で、エレンバーガーは、何も出来ず。後半も同じ展開が続き、エレンバーガーが、距離を詰めると、ローラーは、パンチ、キック、また、クリンチで応戦。残り1分弱という段階で、ローラーが13発の打撃を当てているのに対し、エレンバーガーは5発、ただ、そのほとんどは、ガードの上から。残り30秒、お互いにアグレッシブになり、打撃を当てていくが、1Rは、ローラーのラウンド。

2R: 2R序盤、エレンバーガーは右のフックを、ローラーは左のハイと、1Rの終了間際の流れを受け継ぎ、お互いにアグレッシブに、打撃の交換を行っていく。エレンバーガーが、テイクダウンに行くも、ローラーに簡単に止められる。その後、お見合いが続くが、エレンバーガーが、再び、距離を一気に詰め、ローラーの背後に回り、ボディロックの形からローラーに攻撃を浴びせ、離れ際には、惜しくもクリーンヒットにはならなかったものの、ハイキックを狙っていく。ただ、再び、打撃戦になると、ローラー優勢、いくつものクリーンヒットを一方的に浴びせていく。エレンバーガー、肩で息をすることが目立つ様になる。エレンバーガーが、たまらず、テイクダウンにいき、ローラーをグラウンドに引き込むことに成功。ローラーの背後に回り、ボディロックの形から攻撃を仕掛けていこうとするも、ローラーは、すぐに立ち上がることに成功し、形勢逆転、ボディーへの膝蹴りで、亀状態となったエレンバーガーに、ローラーが、パンチを浴びせていく。再び、両者、立ち上がり、打撃戦かと思われるも、エレンバーガーが、三度、テイクダウンに行き、今度は、 マウントポジションを獲得、しかし、ローラーは、足を使い、そのポジションから脱出することに成功し、試合は、再び、スタンディングへ。ここまで、ローラーが61発の打撃を当てているのに対し、エレンバーガーは25発。

3R: 開始早々、エレンバーガーが、左右のパンチを振り回し、ローラーに捨て身の攻撃を浴びせていき、ローラーやや後退も、その後は、ローラーが、冷静に、距離を計った上で、エレンバーガーに確実に攻撃を当てていく。エレンバーガーは、序盤の捨て身の攻撃時から、やや、失速気味。何も出来ない時間帯が続くが、解説者のジョー・ローガンは、この状況について、エレンバーガーが、拳を痛めていることを指摘。パンチを放つことが出来ないエレンバーガーは、何も出来ず、パンチを食らい続けるだけ、最後は、ローラーのパンチでダウンし、亀の状態になったエレンバーガーに対して、ローラーが、パンチを浴びせ続け、試合終了。

せっかく良い見せ場を3Rの序盤で見せれたかと思うと、その最中に、拳を痛めてしまうというアクシデント発生、エレンバーガーにとっては、ついていない夜となってしまいました。ただ、そのアクシデントがなかったとしても、ローラーとエレンバーガーの実力差は歴然でした。

ダン・ヘンダーソン vs ダニエル・コーミエ


http://espn.go.com/video/clip?id=espn:10981578

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1R: Hボムを狙っているヘンダーソンに対して、ややキックボクシングのようなスタンスのコーミエ、いくつかのキックやパンチが、お互いから繰り出された後、組み付きに行ったコーミエが、ヘンダーソンを、スープレックスのような形で倒し、サイドコントロールに持っていく。ヘンダーソンは、下の位置から、コーミエの左腕をロックするような形で、コーミエの動きを防ごうとするが、コーミエは、それを利用し、パワースラムのような形に持っていく。トップポジションを狙うコーミエと、それを防ごうとするヘンダーソンのレスリングの攻防が続き、コーミエが、パンチを繰り出したのは、ボディーへの数発だけ。残り1分少々になったところで、ヘンダーソンが、キックをコーミエの顎に狙って繰り出していき、一時的に、コーミエをマウントの状態から引き離すことに成功も、コーミエ、すぐに、組み付き、サイドサイドコントロールから、今度は、ヘンダーソン の背後に回り、そこから、ヘンダーソンの頭部に向けてパンチを放っていく。その後も、コーミエが、グランドでコントロールしていくが、ヘンダーソンが、コーミエの足首を狙いにいくと、コーミエ、たまらず、スタンディングへ、この時点で、残り50秒弱。お互い、打撃を放っていった後で、今度は、ヘンダーソンが、テイクダウンを狙っていく。倒されたコーミエだったが、すぐに立ち上がり、お互い組み付いたままラウンド終了。

2R: お互いに距離が近い状態、序盤は、ヘンダーソンが、パンチを振り回していくが、コーミエは、打撃戦を避け、ヘンダーソンを、再び、テイクダウンし、グラウンド勝負へ。このファイトスタイルに、観客はブーイング。1Rのときとは違い、コーミエは、サイドコントロールの状態や、背後から、アグレッシブに、パンチを繰り出していく。ヘンダーソンは、体を反転させ、再び、足首を狙っていくが、コーミエは、うまくこれを避け、再び、サイドコントロールの状態に。ここまで、グラウンド状態での攻撃は、コーミエの41発に対し、ヘンダーソンは4発。グラウンドの状態はラウンド終了まで続き、サイド、マウントの状態から、雨あられのような感じでパンチを放っていくコーミエに対して、ヘンダーソンは、防戦一方。

3R: 距離を詰めパンチ、フロントキック等を放っていくコーミエ、ただ、ヘンダーソンが、Hボムの構えを見せると、コーミエは後ろに下がり、大きく距離を取る。パンチから距離を詰めたコーミエは、組み付くと、その状況から逃げようとするヘンダーソンを、パワースラムのような形で、グラウンドに叩きつけ、再び、マウントポジションを奪うことに成功。そこから、ポジションをトップから、バックへと入れ替えながらも、パウンドを放っていき、ヘンダーソンは、亀の状態で防戦一方。最後は、背後からチョークを仕掛け、サブミッション勝ち。ヘンダーソンは、失神。

打撃戦を避け、レスリングで勝負を仕掛けたコーミエの戦い方には、やや不満が残ったものの、試合は、コーミエの圧勝でした。UFC登場後は、一番の試合内容だったのではないでしょうか。

TJ・ディラショー vs ヘナン・バラオ



http://espn.go.com/video/clip?id=espn:10981618

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1R: ドミニク・クルーズのようなフットワークを見せ、スタンスを交互にスイッチしながら、常に、動き回るファイトスタイルのディラショー、バラオに的を絞らせない。序盤から、ハイペースで、お互いに、攻撃を出していくが、2分過ぎに、ディラショーのアッパーが、バラオを捕らえ、バラオ、やや効いたか。その後も、ディラショーのパンチが、バラオの顔を捉えるが、2分30秒過ぎ、バラオのパンチも、ディラショーの顔を捉えることに成功する。ディラショーのスピードの前に、やや、おされ気味のバラオ。そして、開始4分のところで、このラウンド最大の見せ場が、ディラショーの右フックが、バラオの顔をまともに捉え、バラオダウン。ディラショー、すかさず、マウントのポジションから、パウンドを放っていく。背後に回ったディラショーは、バック、サイドから、サブミッションを狙っていくが、これは、不発、最後は、立ち上がったバラオに、ハイキックを見舞った所で、ラウンド終了。

2R: ペースを握ったディラショーが、攻撃を仕掛けていく展開は変わらない。ここまで、ディラショー、40発の打撃を当てているのに対して、バラオは、12発と、ディラショーが圧倒。お互いに、打撃の交換を行っていくが、ただ、バラオが攻撃するのは、ディラショーが、自身の距離に入ってきた時だけで、基本的に、ディラショーが、仕掛けていくという展開が続く。接近戦でも、自信を持っているディラショー、スピードの差が歴然。3分過ぎに、ディラショーが、テイクダウンを狙っていくも、バラオは、うまく防ぐことに成功。その直後、バラオのキックが、ディラショーの下腹部に入り、試合は、やや中断。残り1分、お互いに、接近戦を仕掛け、アグレッシブに、打撃の交換を行っていくが、ディラショーが、パンチを、バラオの顔に何度も捉える事に成功。

3R: バラオが攻撃を繰り出していくが、ディラショーは、フットワーク、スピードでうまくかわしていく。スタンスを右左と変えながら、高い成功率で攻撃を当てていくディラショーの一方で、やや距離が遠い感のあるバラオ。ユライア フェイバーを苦しめたローキックが、今夜は不発のバラオ、パンチとハイキックに頼った戦いになっている。一方のディラショーは、スタンスを変えながら、ロー、ミドル、ハイ、パンチと様々なコンビネーションを見せ、バラオを追い詰めていく。また、フットワークを使い、的を絞らせない。3Rは、ディラショーが、バラオを圧倒、圧倒、圧倒。

4R: ラウンド開始早々、テイクダウンにいくディラショー、しかし、バラオを倒すことは出来ず。試合は、1R-3Rと同じように、スタンディングで行われるが、ここまで、ディラショーが55%の確立で打撃をヒットさせているのに対して、バラオは32%。バラオのペースはかなり落ちている。3Rと同じように、ディラショーが、一方的に、バラオを攻め立てていく。スピニングバックキックに失敗したバラオが、バランスを崩したのを見逃さず、ディラショーが、バラオに組み付き、そこから、ギロチンチョークを狙っていくが、決めきれず、ただ、サイドポジションを奪ったディラショーが、そこからパウンドを放っていく。

5R: 開始早々、バラオが攻撃を仕掛けていくも、距離を詰めるバラオに対して、ボディーへの膝蹴り、顔へのパンチで、バラオを遠ざけることに成功、2分過ぎに、ハイキックが、バラオの顔を捉えると、そこからパンチの連打でバラオを攻め立て、バラオダウン、そこにパウンドの追撃をしていき、最後は、レフリーストップ。

コンビネーション、スピード、フットワーク、パンチを当てる精確さ、すべてで上回ったディラショーの圧勝でした。

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