MMAサイトによるUFC 173予想まとめ


水垣偉弥 vs フランシスコ・リベラ


Fighters Only Magazineによる予想

バンタム級で好成績を残している両者の戦いとなる。リベラは、バンタム級で一番パワーのあるパンチャーと知られ、一方の水垣は、打撃とテイクダウンを巧みに操り、バンタム級では、最も過少評価されているグラップラーといえるだろう。

リベラの打撃でもってして、相手をノックしようとする彼の一本気な戦い方が好きなので、自分自身(記者)は、彼の大ファンだが、最近の彼は、打撃だけでなく、テイクダウンディフェンスも向上しており、この事により、彼は、以前よりも、相手からのテイクダウンを警戒せずに、パンチを放っていくことが出来るようになった。ただ、それでも、水垣相手だと、話は別になってくるが。

水垣は、打撃とグラップリングをうまく組み合わせて戦うのがとても上手く、これは、彼がとても優れたMMAファイターであるという証拠でもある。確かに、リベラは、以前のWEC時代に比べて、サブミッションに対して、強くなったという印象があるが、それでも、水垣のレベルではない。

ロビー・ローラー vs ジェイク・エレンバーガー


Fighters Only Magazineによる予想

エレンバーガーは、高いレスリング力を誇ると共に、1Rでの強さは、一番かもしれない。彼は、試合開始直後から、攻撃を仕掛けていくことを得意としている。ただ、その一方で、彼は、1Rの戦い方を、2R、3Rと続けていくことが出来ないという問題点も抱えている。彼のスピードは、ラウンドを重ねる毎に遅くなり、攻撃を貰う事が多くなっている。

ローラーが、この試合で勝機を見出すとすれば、エレンバーガーのスピードが落ちて来たころだろう。彼はとてもタフなため、攻撃を貰いながらも戦い続けることが出来、また、彼のテイクダウンディフェンス力は、ジョーニー・ヘンドリックスが、ローラーをテイクダウンすることにとても苦労していたことからもわかるように、とても高い。ヘンドリックスが出来なかった事を、エレンバーガーが、それ以上にこなすのは無理があるだろう。ローラーが、エレンバーガーのパンチを食らわずに、試合を進めることが出来れば、彼のフットワークとパワーを持ってすれば、エレンバーガーをKOするのも難しいことではない。

ダン・ヘンダーソン vs ダニエル・コーミエ


Bleacherreportによる予想

ストライキング

キャリアを通してヘンダーソンの方がTKO、KO勝ちを多く持っているが、コーミエの方が、より多くのテクニックを持っている。ヘンダーソンのストライキングの大きな弱点は、彼がいつHボムを放つのか、予想することが出来てしまうことだ。彼のパワーは、多くの場合とても有効的に働くが、コーミエ相手に通用するとは思えない。コーミエは、パワーもあるが、AKAでテクニックやゲームプランを学んでおり、また、彼のヘッドムーブメント、フットワーク、角度をつけたパンチなどが、ヘンダーソンとの大きな違いになるだろう。

グラップリング

共にハイレベルなレスラーである両者、MMAで彼らほどの評価を受けているファイターはとても少ない。ただ、レスリングという面でも、コーミエの方が優れていると言える。ここでのヘンダーソンの問題点は、彼が持っているハイレベルなレスリング力を、うまくMMAで生かすことに成功していないという点だ。MMAでの彼は、彼よりレスリング力で劣るファイターから、テイクダウンを奪われるという場面が目立ち、また、テイクダウン成功率が高いというわけではない。ヘンダーソンのテイクダウン成功率は55%で、テイクダウンディフェンスは60%である。もし、この試合が、レスリングマッチになれば、コーミエがとても有利に試合を進める事になるだろう。ちなみに、コーミエのテイクダウン成功率も高いわけではなく44%です。

サブミッション

両者共にサブミッションディフェンスは上手だが、ただ、どちらもサブミッションを好まない傾向にある。キャリアを通してヘンダーソンがサブミッションを極められたのは3度で、すべて、チームノゲイラの柔術黒帯のファイター達からである。甲乙付け難いが、コーミエの方がグラップラーとして優れているということもあり、サブミッションに移行する前のポジショニングに優れているだろうコーミエの方がサブミッションという点に関してもやや優勢だろう。

その他の要素

コーミエの顎についての疑問点は、この試合で明らかになるだろう。たとえ予想可能なヘンダーソンのHボムだが、ヘンダーソンは、常に、Hボムを相手に当てることに成功している。もし、コーミエが、ヘンダーソンのHボムを耐えることに成功すれば、コーミエの顎についての疑問は、自然と解消されるだろう。

ヘンダーソンは、MMAにおいて、長年、トップレベルで戦い続けている。彼は2階級で世界王者に輝いているし、複数の団体でベルトを巻いている。多くの経験を重ねてきた彼は、プレッシャーに、とてもうまく対応する事が出来る。その点、コーミエには、やや不安が残る。これまで、彼は、相手を圧倒してきたが、ヘンダーソン相手に、それが出来るがどうかには、一抹の不安が残っている。ヘンダーソンの経験値は、この試合で、大きなアドバンテージになるだろう。

予想

コーミエが負けると予想するのはとても難しい。ヘンダーソンは、全盛期を既に過ぎていて、彼に残っているのはHボムだけだ。コーミエは、賢く戦うのに長け、ヘンダーソンよりも、テクニックがある。この試合は、コーミエが全ラウンドで圧倒するだろう。

ヘナン・バラオ vs TJ・ディラショー


Fox Sportsによる予想

立ち技

バラオはよく動き、スピード、パワー、また、力強いキックを兼ね備えている。一方のディラショーは、ここ最近、打撃力の向上が見られるものの、打撃の成功率は49%と平均的なファイターよりもやや優れている程度である。

グラウンド

バラオは、キャリアを通して、14のサブミッション勝ちを持ち、グラウンドの状態で、彼が下になることを見るのは滅多にない。対するディラショーは、トップから相手をコントロールする事で、試合を有利に進めていくタイプのファイター。これまで3つの勝利をサブミッションによって収めている。

パワー

キャリアを通してのKO勝ちはこれまで8つだけのバラオだが、直近6試合だけを見ると50%の確率で相手をフィニッシュしている。一方のディラショーは、バラオと同じKO率を誇っているが、KOした相手は、皆、格下ばかりである。

レスリング

バラオは、今まで、テイクダウンを取られた事がない程の高いディフェンス力を誇ると共に、オフェンスに関しても高く評価されており、レスラーとして高い能力を誇っている。バラオと同じく高いテイクダウンディフェンス力を誇るディラショー、ただ、テイクダウン成功率は高くなく48%になっている。

持久力

バラオが、5Rを通して、常に、相手を圧倒し続けることが出来るスタミナを持っている一方で、ディラショーは3R以上戦ったことがない。無論、彼が、スタミナの心配を見せたことはないが。

ディフェンス

サブミッション負けがなく、また、一度もテイクダウンを奪われたことがない、打撃を貰う事もあまりないバラオのディフェンス力は鉄壁である。一方のディラショーは、平均よりやや優れているディフェンス力を持っていると思われ、また、KO負けもある。

その他の要素

バラオは、現在32連勝中、一方のディラショーは、直近6試合を5-1と好成績を収めているものの、前回彼が戦ったマイク・イーストンとバラオを比べると、別次元の相手との戦いということになる。

予想

バラオのサブミッション勝ち

http://www.fightersonlymag.com/content/news/21075-ufc-173-predictions
http://bleacherreport.com/articles/2069655-daniel-cormier-vs-dan-henderon-full-head-to-toe-breakdown/page/6
http://msn.foxsports.com/ufc/story/barao-vs-dillashaw-head-2-head-upset-on-the-horizon-051914

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