ジョシュ・コスチェック「ジョニー・ヘンドリックスではPPVは売れない」


UFCウェルター級ファイターのジョシュ・コスチェックは、ESPNとのインタビューの中で、UFC世界ウェルター級王者のジョニー・ヘンドリックスでは、PPVを売ることは出来ない、結果、UFCは、GSPに復帰して貰う事になるだろうと答えています。

現在3連敗中、また、そのうちの2つはノックアウト負けのコスチェック、トップ10どころか、トップ15にも入ることが出来ていない状態で、タイトル戦線からは、大きく後退してしまいましたが、ただ、だからといって、コスチェックは大人しくなった訳ではないようです。(コスチェックが、大人しくなると、逆に心配になりますが)

「自分は、GSPが2014年の終わりまでに戻ってくることに賭けている。彼は、すでに、大金を稼いでいるから、復帰、このまま引退、どちらでも選択肢はあると思うが、自分が考えるに、例え、UFCとGSPの間に、ちょっとした遺恨があるとしても、UFCは、エゴを捨て、GSPに対して、復帰してくれるようにお金を出すと思う。

ジョニー・ヘンドリックスでは、PPVを売ることは出来ないから、UFCは、ウェルター級部門で今まで稼いでいた額を稼げなくなっている。誰もが知っているように、GSPはPPVスターだ。彼らは、(GSP不在という状況の為)大金を失っている。UFCは、この状況を打破する為にも、GSPに復帰のオファーを出す必要がある。すべてはお金が解決してくれる。これだけは確かだ。」

また、現在のウェルター級のタイトル戦線について、

「現在2連敗中のニック・ディアスにタイトルマッチを与えるなんて、ばかげた話だ。もし、彼が、このような状況で、タイトル挑戦権を得ることが出来るのであれば、(3連敗中の)自分も、タイトルマッチで戦う事ができるはずだ。彼のような成績のファイターが、タイトル挑戦権を得ることが出来るようになると、このスポーツにとっては良くはない。ローリー・マクドナルドやタイロン・ウッドリーらの方が適格だ。」

MMA Payout.comによると、GSPが、UFC世界ウェルター級暫定王座決定戦を戦ったUFC79以降のGSPの平均PPV数は、814,500件。メインを張った大会だけ見ても、GSPの平均PPV数は736,000件です。

UFC 79 GSP vs ヒューズ III 650,000
UFC 83 GSP vs セラ 530,000
UFC 87 GSP vs フィッチ 625,000 (セミはレスナー vs ヒーリング)
UFC 94 GSP vs ペン II 920,000
UFC 100 GSP vs アウベス 1,600,000 (メインはレスナー vs ミア)
UFC 111 GSP vs ハーディー 770,000
UFC 124 GSP vs コスチェック 785,000
UFC 129 GSP vs シールズ 800,000
UFC 154 GSP vs コンディット 700,000
UFC 158 GSP vs ディアス 950,000
UFC 167 GSP vs ヘンドリックス 630,000

UFC 171 ヘンドリックス vs ローラー 305,000

ヘンドリックスのときと比べて2倍以上のPPV件数です。

PPV視聴の値段が5000円だとして、もし、これからのヘンドリックスの大会のPPV件数が、UFC171と同水準だとすれば、GSPが王者だったころに比べて、UFCは、PPV収入という点において、毎大会20億円程の損失となります。

コスチェックの言い分も無きにしも非ずといったところでしょうか。

http://www.bloodyelbow.com/2014/3/22/5536186/koscheck-the-ufc-will-have-to-pay-out-to-get-gsp-to-return-hendricks
http://mmapayout.com/blue-book/pay-per-view/

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